窓から差し込む朝日は未だに薄暗く、現在の時間が早朝であることが見て取れた。
今日の予定は午後からしかない上に、前日たとは夜遅くまで起きてしまっていたため、ここは贅沢にも二度寝を決め込もうとしたが、憂鬱な気分が強くどうにもそんな気持ちにはなれなかった。
こんなときに隣に温もりを感じることが出来る身分であったなら、こんな朝でもまた違った気分になれたのだろうかと少しだけ思い、大きな溜息とともにふざけた考えを吐き捨てた。
仕方なく体を起こして靴を履く。どうせ誰に会う訳でも無く、どんな姿を見られたとしても気にはしないから格好は寝巻きのままだ。
相当稀な自体にでもならない限り、基本的には海上を移動し続ける巨大な船の中は、いくら空調が効いているとはいえ十分な陽の光がなければひんやりとしており、
いやあ、ダメだなこれ
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いや!いいぞ!すごくいい!こういうのがいいんだよ!こういうのでいいんだ!!
地道に1歩を踏みしめることができるってすーーんごく大事なんだって!