大学生活 とは

小中学生の頃は将来のことなんて一切考えることなく遊んで過ごした。

高校生の時もそう。

大学受験が控えていた3年生の時ですらロクに勉強もせずに遊んでいた。

では、大学ではどう過ごすのか。

今までのように、ただ、脳死で、遊んで、過ごしてもいいのだろうか。

今までは最後の最後に、妥協を重ねて何とかなってきた。

 

でも今後は、このまま今まで通り何もせずに遊んで過ごすと何とかならない気がする。

気がするではない。確定で何とかならない。

それはわかる。

流石にわかる。

 

では今の自分には何が出来るのだろうか。

何が出来るのかすらわからない。それは何も出来ないということ。

周りを見ると、同級生を見ると、自分には到底理解できないような作業をやっている。常に勉強をしている。前に進み続けている。

自分を見る。

ずっとゲームをしているだけ。一向に世界は広がらず、いつまで経っても自分は磨かれない。どんどん年齢と教養の差は離れていくし、何かになるチャンスを失い続けている。

いつまでも自分の内側に引きこもっていたいと考えている。人との付き合いなんてめんどくさいと思っている。

そして一番の問題は、実際にその考えが行動に出てしまっていることだと思う。

このままでは自分は破滅する。それはきっと惨めで、苦しいだろう。

苦痛を味わいたくない。だから自分はかわいい。

だけど、それだけで自分は動けない人間であるということは過去の経験からわかる。

ぬるま湯の今が永久に続くと思っている。頭の奥底、無意識にその甘い考えがある。

それは自覚していても、今のままでは自力で直すことは出来ない。

ではどうするか。時間は流れ続け、現状は必ず変わるという自覚を持つようにしなければならない。

常にこのままでは避けることの出来ない将来の破滅に怯え、それを回避するために必死になる必要がある。

そのためにはまず、何よりも今の日常から抜け出す必要がある。

それはトラックに撥ねられて異世界に転生するとか、ある日異能力に目覚めて世界中に潜んでいた異能力者と戦うとか、そういうことではない。

むしろ異世界転生したり異能バトルを繰り広げていた方がまだマシだと思えるほどに気力がいるかもしれない。

それらには物語があり、受け身でいても進行があり、すぐに現状の変化があるため。

だが残念ながら、これから自分が起こすべき行動は「このままでいいじゃん」と思っている自分が自力で動かなければならず、受け身では進展はなく、就職までのカウントダウンが0になる前に現状を好転させなければならない。

自分が好きな物事に対する造詣をトップレベルに極めるとか、今大学で履修している内容を完璧なまでに理解するとか、服を買い美容院に行き見た目を変えるとか、色んな人の輪に臆さずに飛び込むとか。

やりようは色々あるが、なんにせよ非常に積極的に動かなければならない。

それは今の、なんの努力もせずただ毎日を何となく遊んで過ごし人との交流を捨てている自分にはとても辛いこと。

できる?

 

いいえ。

お疲れ様でした。